先日、RSコンポーネンツで5cm x 5cmのシリコンラバーヒーターを購入したので動作テストをしてみた。 先に結果を書くと75℃あたりが限界だった。
材料
商品名 | 購入先 | 価格 |
シリコンヒーターマット RS PRO, 2.5 W, 50 x 50mm, 12 V dc | RSコンポーネンツ | 1,821円 |
65W級スイッチングACアダプター12V5A | 秋月電子 | 1,850円 |
アルミテープ(厚さ0.05mm) | 近所の島忠 | 600円 |
アダプター用のコネクター(ジャンク) | ||
K熱電対(ジャンク) |
合計:4,271円
材料の確認
RSコンポーネンツで購入したシリコンラバーヒーター。中国の業者が売っているものだとこのサイズで正方形のものはないと思う。ヒーターの表裏に金属板を張って使用する。
表面積は\(5cm\times5cm=25cm^2\)だから電力密度は\(2.5W\div25cm^2=0.1W/cm^2\)。なので表面に何も貼らないで空中に置いておくと表面温度は5分ぐらいで50℃ぐらいになる。(このグラフはこちらから拝借)
秋月電子で買ったACアダプターは5Aまで取れるので、このヒーターにはちょっと過剰スペックかもしれない。変な業者が売っているアダプターはPSEマークがついていなかったりするので、アダプターは変なところからは買わないこと。(そもそも国内でPSEマークなしのアダプターを販売するのは違法)
ジャンクボックスを漁ったら丁度良いアダプターのコネクターがあったので使うことにした。 左右のワイヤーの長さを変えておくとショートさせる事故の予防になる。(題名は失念したが、電子工作本に書いてあったTips)
ワイヤーの先にシリコンラバーヒーターをはんだ付けする。
実験
動作確認:適当なステンレス板
とりあえず動作確認がしたかったので、適当に1mmのステンレス板の切れ端でヒーターを挟み、耐熱性のあるカプトンテープで固定した。温度の測定には温度も測定できるsanwaのデジタルマルチメーターを使用した。
ステンレス板がちゃんとヒーターに接着していないせいか、18分ほど放置しても55℃止まりだった。
動作確認:アルミテープ貼り
今度はちゃんと両面にアルミテープを貼って密着させて計測することにした。壊れたオーブントースターから取り出したK熱電対がジャンクボックスにあったので、それも一緒に貼り合わせた。
今度は75℃あたりまでは上がるようになったが、それ以上は断熱性のあるもので囲うなどしないと上がらなかった。(上がっても100℃は越えなかったが)
200℃あたりまで上げたかったのだが、はやりパワー不足なので次は0.3~0.6W/cm^2あたりのヒーターを探そうと思う。